今回から、皆様に相続や遺言関連の体験談を共有して頂きたいと思い、弊所あてに寄せられた体験談をご紹介してまいります。ぜひ、ご参考になさってください。
私はニューヨークに長く住んでいました。その間に日本領事館から、遺言を書いておくことを勧められ、実際に遺言を書いたりしていました。
海外に住んでいて、なぜ遺言が必要かといいますと、海外で事故にあったり、突然命を落とすようなことがあった場合、まず日本国領事館に連絡が行って、領事館から身内に連絡をとろうとするそうです。
そうして、死んでしまった後、自分はどうして欲しいかがわからないと、領事館の人が途方に暮れてしまったり、困ったりすることが多いそうです。
自分が死んだときに、誰に知らせて欲しいか、火葬にして欲しいか、土葬にしてほしいか、持っている財産などはどのようにしたほうがいいのか、持っているものはどのように処分してほしいかなどがきちんと書いてあると、もし、突然亡くなるようなことがあっても、その意思にしたがって、処理が出来るので一言で言うと便利だそうです。
それで、海外在住者には遺言を書くことを勧められていました。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。確かに亡くなられた方がどういう意向かを分かるというのはとてもありがたいことだと思います。実際に残された人の気持ちになってみると、やはり思い通りにしてあげたいというのは人情だと思いますし、そう考えると、このお声のように領事館の方であったり、遺されたご家族の事を考えると、やはりゆいごん書を遺すというのは必要なことだと思います。あなたがもしもの時を考えて、準備をしておくというのはとても素敵なやさしさなのだと思いますよ。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡