今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
基本的には法律通りにしていれば問題がないようですが、それぞれの人の感情は法律通りに行かないものです。
幸い我が家は一人娘が二人続いてしまい、主人はマスオさんでしたから、私の娘を母の養女にして、二人姉妹での相続にしました。
不動産が2、3ある間は不安でしたが、90さいまで長生きしたこともあり、不動産を母の介護費用に充ててからは、相続税の心配はなくなったのですが、それでも心配で役所まで調べに行ったりしたものです。
母のボケがひどくならない内に、公証役場に従姉夫婦を立会人にお願いして、きちんと遺言書を作成しましたが、それも必要がなくなって箪笥の奥深くに仕舞いこみました。捨てても良いものですが、なんだか捨てるのは…。
その際、娘には不動産を、私には現金や預金を残す形にしないと、いざ葬式などになったら困りますよ、とアドバイスをもらいました。
それはそうです。全て娘に遺すことにしたら、病院の支払いも葬儀の払いも出来なくなってしまうのですから…。
流石に、数多くの経験からのアドバイスはありがたいですね。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。確かにおっしゃる通りですね。相続は一般の方々はそんなに多く経験するものではありません。だからこそ、専門家の意見が参考になるのだと思います。この投稿者の方にアドバイスされたのは、公証役場の方でしょうかね。不動産を共有にしないというのは、相続対策において大切なキーポイントの一つです。そして遺言書を作られたのはとてもいいことだと思います。ぜひ大切に保管されてくださいね。そのゆいごん書に付言、メッセージがあればもっと良かったですね。保管したくもなるし、大切な思い出になると思いますよ。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡