今回も弊所あてに寄せられた相続や遺言に関する体験談やご意見をご紹介しています。皆様ぜひ、ご参考になさってください。
以前、法律事務所で働いていました。
家族の揉め事というのは第三者が見ていても気持ちの良いものではありません。
お金が絡むと兄弟でもうまくいかなくなります。
その当時、弁護士の先生から良く言われたのが、「親の財産をどうするか、しっかり決めておいてもらいなさい」ということです。
親が生きているうちから死んだ後のことを考えるのは嫌ですが、どんなに仲が良くてもお金の事でもめるとずっと先まで心の内に残るのかもしれません。
自分達で財産を分けることができずに裁判をする人もたくさん見てきました。
まさか自分は違うなんて思いますが、将来それぞれ結婚して別の家族をもって生活していく中で何が起こるかわかりません。
遺言を書いてもらうほどの多い財産があるわけではありませんが、家族で話し合っておこうと思っています。
遺言を書いてもらってどのように相続するか決めることは、将来、家族みんなを揉め事から回避させてくれる方法の一つなのかもしれません。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。さすが以前に、法律事務所で働いていらっしゃったということで、よくご理解なさっているなと感心しました。今は、核家族ですよね。それぞれに小さなご家庭がいっぱいあって、それぞれに家庭の事情もあります。もらえる分はもらっておこうというのは、もはや当たり前なのかもしれませんね。しかし、財産は分けられるものだけではありません。家や土地などの不動産などをどうするか?共有にすると財産の処分がしにくいという問題が残ります。そういった場合にもゆいごん書は非常に有効です。遺言者の意思や思いが相続では大きな意味があります。それがゆいごん書です。ぜひ、ゆいごん書を書いてください。とても大切なことだと思いますよ。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡