今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
こんにちは。みなさんは、遺産相続を経験したことはありますか。やはり、実際にそのような状況にならないとなかなかわからないことだと思うのですが、ここではみなさんに遺産相続をスムーズに行うための心構をを書いて行きたいと思います。
まず、これは勘違いしやすいのですが、遺言書には法律的に限界があることをご存知でしょうか。いくら、遺産相続の際に遺言書に詳細な相続の手順が記載されていたとしても、一定の限度を超えると、その内容は法律的に全て無効になります。これは私の親族が実際に経験したことなのですが、何人もいる子供のうち一人だけに財産を相続するといった内容などなのですが、実は、そのような内容は法律的には全て無効になるということです。
やはり、相続される金額が莫大になればなるほどそれだけ残されたものでは、争いに発展しやすいといえると思います。このようなケースには行政書士や弁護士、また専門の相談センターなどに相談することをおすすめします。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。この方のおっしゃるように、遺言や相続はたいせつな問題ですので、ぜひ専門家にご相談ください。それは無駄な争いや労力を防ぐことになるのかなと思います。しかしこのお声には間違いがありますね。一定の限度額を超えると・・・・という部分ですが、これはたぶん「遺留分」についてお話なさっていると思うのですが、これは遺留分を超えたゆいごん書を書いた場合、そのすべてが無効になるわけではありません。遺留分を侵害したつまり遺留分を超えた額に対しては、遺留分減殺請求をされた場合には無効になるということです。決してすべて無効になるわけではありませんし、遺留分を侵害した遺言が無効になるわけでもありませんよ。確かに相続の知識やややこしく間違いやすいですよね。だからこそ、この方のおっしゃるように、専門家に相談するのが大切なんだと思いますよ。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡