今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私は今回相続のあった方の子供の旦那です。妻は3人兄弟、プラス1人です。このプラス一人は後妻の子です。この後妻のことうちの妻兄弟3人の仲が悪くてしようがありません。今回相続が始まって、相続する財産も少額な事から、こちらの3人は相続放棄をする事となったのですが、妻側は相続放棄をやっておいてね、やっておかないと承知しない、と告別式の場で後妻の子に言い放つのです。私は人の目もあるからとなだめるのですが、聞く耳持たずに3対1でバトルしております。私が間を取り持っても、妻には、あんたは関係ないでしょ、と言われて、しかし私が入らないと話が進まないではないか、と言いながら何とかその場ややり過ごしました。
3人は相続放棄の手続きも後妻の子にやらせようと任せっきりなのですが、後妻の子も意地になって必要書類の用意なんかしようとしませんので、見るに見かねて私が除票やら各人の戸籍謄本を取ってきました。委任状を作ったりはんこをもらいに行ったり、はっきり言って他人なのに。しかし、3ヶ月の期限にに間に合わなかったら今度私が何を言われるか分からないので気を遣いました。相続財産が無くても揉めることもあるのかと、ちょっと不思議な気持ちになりました。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。この投稿者の方がおっしゃるように、相続トラブルは財産の有る無しが問題ではありません。このケースのようにそもそもの人間関係であったり、核家族化して権利の主張がしやすくなったというのも大きな要因だと思います。そして相続放棄などを強制することはできませんので、投稿者の方の奥様のご姉妹のような発言は要注意ですよ。また家庭裁判所から相続放棄はあなたの真意かどうかの確認もありますので、強制してもあまり意味がないのかなと思います。とにもかくにも、相続はこういった現在の奥様とのお子さんと前妻とのお子さんが遺産分割協議をする必要があるので、トラブルの可能性が高くなるのです。だからこそ、そのお薬としてゆいごん書は必要ですよ。絶対に!
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡