今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
これは、私が職場で友人に相談をうけた話です。
友人は27歳、20歳の妹がひとりいました。
家族が仲良かったのですが、急な交通事故で、ご両親を亡くしてしまいました。
突然の出来事で、悲しみにくれ、葬儀やなんやらで忙しくして、ようやくひとつきがたち、落ち着いたときのことです。
ご両親は過失があったため、生命保険も全額下りず、また貯金などはほとんどなく、残されたのは家だけでした。
住んでいる家に、突然、借金取りの明らかに暴力団のような人が押しかけてきたそうです。
なんと、友人のお父さんは、1億を超える借金をしていたとのこと。
もちろん、友人本人も妹も、そんなことは知りません。
お父さんがどんな理由で、なぜそんな大金を借りていたのかも、今となってはわかりません。
慌てて、法律事務所に相談をしましたが、なんと相続放棄をする必要がある、と教えてくれました。
相続とは、プラスの財産だけでなく、マイナスの財産も相続するのだと、初めて知ったのです。
妹とふたりで、残された家に住もうと思っていたのですが、家だけ相続をして、1億の借金を放棄するわけにはいかない。
仕方がなく、相続放棄の手続きをしました。
思い出のある家も売りに出されてしまい、手元には何も残りませんでした。
ここがポイント!