今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
旦那の祖父が亡くなったときの話です。
深夜に訃報が届き、関東に住む私たち夫婦は慌ててしたくをして祖父の家がある青森に向かいました。
急な訃報に驚き、色々と考える余裕もなく動揺したまま青森の家に到着しました。
そこで驚いたのが何やら大きな声で話す声の内容でした。
あまりにも周囲に憚らず大きな声で話していたので私も一瞬でその話の内容がわかってしまいました。
その内容とは祖父が残した遺産の分配方法についてでした。
亡骸のそばでなんと下品な人たちなんだと腹がたちました。
そんな下品さよりもさらに驚愕したのは主人曰く、会ったこともないような遠い親戚までもがその遺産相続に口を出していると言うのです。
自分は故人とこれだけ仲が良かったや、お金をたくさん貸していたなどあることないことを大きな声で話し、遺産を要求していました。
この場面を見たら祖父はどう思うだろうか、そう思うとただただ悲しかったです。
こんな風にもめるならばいっそのこと遺産なんて残してもらわない方が幸せだと思いました。
ここがポイント!
お声をいただきありがとうございます。相続ではこのお声のようなケースを良くききます。「こんな場面を祖父がみたらどう思うだろうか」という言葉がありましたが、相続の場面ではよく感じるところです。ですからそうならない為にも、ゆいごん書が必要なのです。ゆいごん書があれば、遺産分割協議をする必要がありません。あなたの意思を遺しておくことは、残された家族を守ることになるのです。残された家族への愛を形にしてみませんか?
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡