今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の祖母が亡くなった10年前のことです。
父は、14人兄弟の末っ子でした。
祖父は、戦争中にすでになくなっていました。
兄弟姉妹たちはみんな次々と独立したので、祖母は東京の下町で一人で暮らしていました。
そんななか、末っ子の父は、母と結婚した後もずっと祖母の面倒を見ていました。
私は幼いころから、祖母の家と自分の家を行ったり来たりする生活をしていました。
祖母が病気になってからも、ほかの兄弟姉妹はあまり顔を出すことはなく、私たち家族が祖母の世話をし、最期までみとりました。
祖母を亡くした悲しみの中、相続の話になりました。
祖母には財産は残されていませんでしたが、住んでいた家がありました。
ところが、この家は、末っ子である私の父が、苦労して買った家なのです。
ほかの兄弟姉妹も、この事実を知っていたのですが、名義人は父にしておらず、祖母の名前だったのです。
父にしたら、自分が祖母に買った家なのもみんな知っているし、祖母を最期までみとったことも周知の事実だったので、兄弟姉妹で争うことはないと思っていました。
ところが、大きな金額ですし、遺言もありません。
なぜか一番上の兄がすべてを相続することになり、父にはほとんど何も残らなかったそうです。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。相続に関する色々なお声を聞いていますと、これはもめるだろうなという要素がいくつかあります。1つ目は、2次相続だということです。2つ目は、介護をしていた人と全くしていない人がいる。3つ目は、不動産が相続財産の中にある。まさしくこのお声にもあてはまりますね。その遺産相続トラブルを防ぐにはやはりゆいごん書が必要です。残された家族への愛を形にするのがゆいごん書です。あなたもゆいごん書を書いてみませんか?
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡