今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
母方の遺産相続の話です。祖父母は小さな一軒家で、駄菓子屋をしてました。
亡くなってから駄菓子屋を閉店し、暫くはそのまま、近所に住む長女
夫妻が管理していました。10年位経った時、駅に近い場所であったのと、周りが
改装され、おしゃれな街並みになり、土地の値段これから上がる物件なので売って欲しいと
不動産屋が言ってきました。母たちは相談の為集まったのですが、母の弟たちの嫁さんまで
話し合いに参加してしまった為、大いに揉めて大変でした。最初はみな平等に
分配と話してた所、弟の嫁さんの一人が、母たちは旦那に食わせて貰っているのだから
平等はずるいと言い出し、またある嫁は交通費がかかっているからその分を貰いたいと
好き勝手に言い出したので、母たちはあきれてしまい、結果、祖母が大切にしていたタンスを
貰う約束をして決着しました。その後、家の取り壊し前に母たちがタンスを取りに行き
中に入っている祖母の思い出の着物や帯留めを分けようとしましたが、タンスの中は空に
なっていて、結局遺産らしき物は貰えませんでした。
母たちは金輪際弟たちと縁を切ると伝え、十数年連絡を取ってませんでした。
今は親戚の結婚式を機会に、あの頃はお互いに大変だったと
仲良くやっています。
ここがポイント!
お声をいただきありがとうございます。よくある遺産相続トラブルの話だな~と思いながら読ませて頂いておりましたが、最後の仲良くやっていますのとてもいいオチ?がついていましたね。しかしやはり相続でお金がからむとトラブルになりますね。このお声のように、不動産というのは非常にやっかいだと思います。ですから相続財産に不動産がある場合は、ゆいごん書が必要ですよ。あなたの意思を遺しておくことが大切です。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡