今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
相続は多くの人間にとって、最大の不労所得であり、経済状況が悪化する中相続による財産取得に対する期待は高まっていると思います。
自分の親類の家では、貧しい中、協力してやってきたということで、一見そこまで険悪な関係ではないようです。よく集まりますし、誕生日やら様々なことで会ったりします。
しかし、よくよく見ると、そこには歴然とした支配被支配の関係がとれるのです。
祖父が死んで、相続人は二人兄弟ということで分けられたのですが、遺産分割の際に兄の妻が預金通帳を勝手に持っていってしまったようです。あとは墓を買うという名目で兄夫婦が管理を行い、後で使途についてまとめたものを渡されたようですが、気のいい弟は何もいわず返したようです。預金通帳ではなく手書きのものを渡すというところが奇異なところですよね。
弟にも家族はいるのですが、たえず兄との関係では、自己の利害を強く主張しないのです。それはその人間の良性な部分を示しているものなのかもしれませんが、自由社会の中で、堂々と自分の利益を強く主張しなければ、その人間だけでなく、家族には不満やしこりが残るように思います。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。確かに投稿者の方がおっしゃる通りですね。核家族化が進行し、それぞれの家庭にそれぞれの事情があります。もめる(遺産相続トラブルになる)確立が一気に高くなると言われている2次相続でも、兄弟姉妹だけならまだトラブルになりにくいのですが、それぞれ結婚して配偶者がいるとその配偶者の意見が入ってくるということです。つまり第3者の意見が入ってくる。ここがトラブルになる大きな要因です。その遺産相続トラブルを防ぐ為にも、やはりゆいごん書は必要になってくるのです。あなたのご家族の為にも、ゆいごん書は必要ですよ。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡