今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
人はいずれ死にます。厳然たる事実なのですが、日々の忙しさからそれを見ることを極度に嫌ったり、醜いものを見たかのような反応をする人がいます。
自分の祖父は法律家でしたので、生きている間から家族の前で誰にどう財産がいくかについて食卓で話していたように思います。まずは婆に全ていくからいいなと言ったりしていました。子供は二人でしたが、それで納得していた気がします。実際、全く相続についてもめることはなかったです。
祖父の葬式の際にはいつも涙など見せない祖母が珍しく泣いていましたが、滞りなくすみました。
それほど財産があるわけでもなかったわけですが、人によっては相続税の問題もあります。改正により、基礎控除額が変わる予定であり、多くの人にとって相続財産に関する関心は高まっているようにも思います。
生前贈与や小規模宅地の特例の活用、配偶者に対する居住用不動産の取得費用の贈与など相続前にできることはたくさんあるはずです。
残った家族の絆や財産について、いずれ来る死に備えて考えておくというのは価値のあることだと思います。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。確かに投稿者の方がおっしゃる通りですね。死や亡くなるということは、避けては通れないものです。ですからそこに目をそむけてしまうのではなく、上手に向き合う方がいいのではと思います。そしてその大切さは、ここ最近ぐっと意識され認知されてきたと思います。「目をそむけるのではなく、上手に向き合う」このことは、相続問題以外でもあてはまることですね。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡