今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
ご近所の方で、ご主人が4人兄弟の方がおられます。先日、ご主人のお母様が亡くなられたと聞き、他人ごとながら遺産相続で揉めるのではないかと心配していましたが、とてもスムーズにいったということ。
我が家は財産など無いのですが、後学のためにどのように遺産相続を行われたのかお聞きしました。
と、いうのも、その方のご実家は地元では有名な資産家で、事業もやっておられます。
土地、家屋、山林など、財産も多く、兄弟は全員妻帯者ですので、揉めることは必至と思ったのです。
いわく、お父様が亡くなる随分前から、兄弟が集まる機会には、遺産相続で揉めることが無いように諭し、相続内容を明らかにしていたというのです。
実際に、事業を引き継いだご長男が土地、山林のほとんどを引き継ぎ、兄弟には家屋を等分に譲ったそうです。
最近は下手に土地や山林を引き継いでも固定資産税の支払いが大変だともいいますし、ご兄弟がそれぞれ教師や医師など、しっかりしたご職業についておられることも大きかったのでしょうね…。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。確かに投稿者の方がおっしゃるように、ご兄弟がしっかりしたご職業についておられるといのも大きかったと思います。それは経済的な問題だけでなく、社会的な問題としてトラブルになることがいかにマイナスであるかを理解されていたからだと思います。そして一番重要なのがお父様が亡くなる随分前から相続に対し意思をのこされ対策されていたことです。モノやコトについてその行き先を決めておくというのは、とても大切なことです。そしてその手段としてゆいごん書は非常に適しています。あなたもこの事例に習って、意思を遺すコトをされてみてはいかがでしょうか?それが一番相続トラブルにならない秘訣です。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡