今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の家は三人姉妹です。
いずれは両親もいなくなり、残されるのは我々三人…
おそらく、両親のことですから、あまりお金は残さず去っていくのでしょう。
そこで残されるものというと?
我が家の場合はつい最近立て替えた家になります。
今まで何十年も住み慣れた家を、父の還暦に合わせて立て替えたのです。
半年の建築期間を経て建てられた家。本当に素敵な家になりました。
東京都二十三区の通勤通学便利な駅チカに建てられた家なので、そうとうな地価価値はあると思っています。
いずれは、この家を争って三人争うことになるのでしょうか??
いまはあまり考えたくはありませんが、やはりどうなってもいいように準備はしておく必要はあると思います。
二年前、子供が多かった曾祖母が逝去した際、遺言状を残していました。
やはり自身の持っている田畑などを誰にどのように振り分けるか、ということを指定したものでした。
でもおかげで争うことなく、今は一族平和にくらしております。
終活という言葉が流行っておりますが、それは当人のみの問題ではなく、残される人も協力するべきなのでしょう。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。曾祖母の方はすごい方ですね。ゆいごん書を準備されていて、「おかげで争うことなく一族平和で暮らしております」との言葉を多くの方に知って頂ければと思います。終活は、ご自身の人生を考えることです。ただひとりでは決めれなかったりすることもあります。これからの家族が安心して暮らせるために、どうすればいいのかを考える。終活では家族を考えることにもつながります。ご両親と終活についてお話できることは、とてもいいことです。最初は、いろいろな感情や抵抗があると思いますが、きっと絆を深めることにつながります。相続を考えることは、僕らの今を考えることかもしれません。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡