今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
遺産相続に関する体験談でよく聞くのが、親戚関係のごたごただ。
よく、葬式に顔も合わせたこともないような遠い親戚が現れて、遺産ががめようと言い寄るというのは王道パターンだ。
だが、私の場合では目下親戚間での駆け引きが起きている。
私には高齢になる父がいる。
この人は現役の時は決して稼ぎは大したものではないが倹約家で、貯蓄がかなりあるらしい。
その父は今、老化でだいぶ体の自由がきかなくなり、生きてもあと2年も持たないだろう、というのが親戚間での見解だ。
すると、この父の遺産を巡って、駆け引きが起こるのだ。
具体的には、父の介護を率先して妹夫婦が引き受けたり、過剰なまでに気を遣って心証をよくしようとするのだ。
大の大人が何をやっているんだと思ってしまうが、つまりは金の力というのは計り知れないということなのだろうか。
それを考えると欝な気持ちになってしまう。
本当に父を思って父の介護をする人は、ここにはいるのだろうか。
そう考えると、せめて私だけは無償の愛をもって父を看取ってやりたいと思う。
ここがポイント!

お声を頂きありがとうございます。確かに相続での親族間の駆け引きなどは、あまり気持ちのいいいものではありません。投稿者のような方がいやな思いをされるのはよくわかります。生前からすでに相続争いが始まっているこのお声のようなケースを考えると、相続争いはなかなか無くならないのかもしれません。このお声のように、それがお金の力なのかもしれません。であったとしても、投稿者の最後の言葉の力の方が僕は強いと思います。そしてそれをきっと、お父さまもみていらっしゃると思います。このお父さまが投稿者の方へ素敵なゆいごん書を遺されることを切に望みます。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡