今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
先日、法務局に相続登記に行って来ました。
10年前に亡くなった祖父と9年前に亡くなった曾祖母から父への土地と家の相続手続が済んでおらず、空き家になってしまった建物も老朽化。
このままだと父もそのままにしておきそうで、取壊し等もできなくなりそうだったので。。。
せっかくの機会なので自力で手続きしてみようと思い、とりあえずネットで必要書類を確認し、詳細を聞きに法務局の相談窓口へ。
お固いイメージの法務局ですが、入ってみるといきなり「いらっしゃいませ!」と言われてちょっとビックリしました。
奥にある相談窓口には順番待ちの札があって、それを持って待合席に並びます。
平日なのに以外と相談者が多く、30分くらい待ちました。
予約は受け付けておらず、その日に来た順番に受け付けているのだとか。
再雇用?的な妙齢のおじさまが2人相談用ブースに座っていらっしゃいました。
ついに自分の順番が来て、相談カードのようなものを書かされ、事情を説明。
被相続人が亡くなってから10年も経っており、母くらいしか相続人が居ないと思われたので、法定相続の手続きになるそうです。
相続の方法や必要な書類など、すごく丁寧に教えてくれました。
そして、登記の手続きができる書類が揃うまでは少なくとも2〜3回窓口のお世話になるらしいこともわかりました。
まずは亡くなっている2人の全ての戸籍(除籍、改製原戸籍)が必要とのことです。
時間が経ってしまった相続手続きで一番面倒なのが、相続人の確定作業。
被相続人の生まれてから亡くなるまでの全ての戸籍が必要で、ここから相続の権利がある人を確認して行きます。
今回、曾祖母は明治生まれだったので(長生き!)、必要な戸籍の多かったこと!!!
嫁入り前の住所の役場にも連絡して全て揃えました。
市役所や区役所の担当の方は慣れたもので、あっという間に揃えて下さいました。
しかし。。戸籍を全て洗い出してみたところ。。
「曾祖母に非摘出子発覚」。
明治〜大正時代ということを考えると、大変な事件だったんじゃないでしょうか。
その方が養子に出されている先の戸籍まで取ったところ、結局、曾祖母が亡くなった次の年にその方も亡くなっていました。
独身でお子さんも居なかったため、一旦その方へ曾祖母の持分の一部が相続され、次に父が相続するカタチになりました。
なんだかんだありましたが、後は所有権移転手続の印紙代数万円で登記完了。
相談から登記完了にかかった日数は1ヶ月半、かかったお金は戸籍の取得と印紙税全てひっくるめても5万円未満でした。
すごく、すごくスッキリしました。
今回初めて相続手続きに挑戦してみましたが、お役所の方々が思ったより親切だったこともあり、最初に考えていたよりも簡単に手続きが完了できて良かったです。
親族間での揉め事などが無ければ、手続き自体はそんなに難しいものでは無いのかも知れませんね。
ここがポイント!

お声を頂きありがとうございます。投稿者の方は、相続手続きをご自身で行われたのですね。すごいです。このお声にもあるように、相続手続きでは亡くなった方(被相続人)の出生から死亡までの連続した戸籍が必要になります。戸籍は本籍地の市町村役場にありますから、転籍されたなどでその市町村役場が遠方にある場合は郵送での請求になります。ちなみに戸籍は、戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍謄本の3種類あります。また本籍地はどこでもいいので、皇居を本籍地にされている方も多くいらっしゃいますよ。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡