今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の親戚はほぼ同じ地域に住んでおり、私が幼少の頃から一緒にバーベキューをしたりキャンプに行ったり、その他日常的にも一週間に何度も行き来するような関係であり、仲がとても良いものだと誇らしげに思っていました。
両親も親戚関係で悩んだことなど自分たちが生まれてからは一度もないと自慢していました。
しかし、その関係に疑問が生じるようなことがこの間起きました。
私の従兄弟に当たる子がこの度結婚して、祖父の土地に半ば強引に家を建ててしまったのです。
祖父の土地はやがて私の父兄弟にそれぞれ相続され、私達孫の代へ引き継がれることは想像されることでしたが父兄弟にほとんど相談も連絡もなく着工してしまいました。また、その建て方も祖父の広めの空き地を陣取りゲームのように対角線に利用するもので、流石に何らかの意図を感じざるを得ないやり方だったのです。
これには表面上はかろうじて関係を保っていますが、穏健な父たちも首を傾げるばかりでめっきり交流の機会が減ってしまいました。
私は幼少の頃から相続の問題で揉めるなんて想像できないしダサいし一生関連なく生きたいと思っていました。
今も別に土地がほしいわけではありません。ただ、良好だった人間関係を壊すようなやり方はほうっておくことができません。
やれやれです。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。なかなか大変なケースですね。土地の所有者は、従兄弟の方になっていたのでしょうか?そうでないならば、従兄弟の方の行動は他人の権利を勝手に侵害しているわけですから、不法行為に当たると思われます。相続手続きは確かに大変ですが、怠ってしまうとこういった問題もはらんでいます。その手続きを楽にする為にも、ゆいごん書は多いに役立ちます。遺されたご家族のことを考えるならゆいごん書は必要ですよ。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡