今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
都内に住む50歳の男性です。昨年暮れに母が他界しました。その時の相続談についてお話します。
私は、母と同居していました。土地の所有権は母のもので、地上にある建物(戸建)は私が建てました。私には、4歳下に弟がおりますが、その弟とのトラブルが今回のお話です。
生前、母と同居していた私達家族は、当然のことながら、家事や通院や入院時の面倒を見ておりました。母も「私が無くなったら土地はお前にあげるから」という話をしており、当然私の家族もそのつもりでおりました。
しかし、いざ亡くなると、母の遺言がないため、私の弟と半分つづ相続することになってしまい、土地半分の評価額分の現金を弟に渡すか、家ごと一度売り出し、土地半分をそのまま渡すかという状況になってしまいました。
最終的には、土地半分の評価額を弟に払い遺産の一件落着とはなりましたが、生前からの母へのサポートをしてきた家内からすると納得がいかず、弟と口もきかない状況になってしまい別の遺産が、残ってしまいました。
遺産相続をするには、生前に皆で話をしておかれることをお勧めします。
残された 家族のためにも 遺言を!