今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
みなさんは、遺言を他人事のように思っていませんか?
私も、そう思っていたうちの一人でした。
ところが半年前、慕っていた父方の祖父が急に他界してからというもの、やはり生前からしっかり準備しておくことが重要なのだと再認識させられました。
祖父が貧困問題に並々ならぬ熱意を注いでいたのは、生前からフィリピンの男の子のフォスターペアレントになっているなどの話を伝え聞いていて知っていました。
その祖父が亡くなったとき、そうした熱意が自分達、正確には私の父親の問題として降りかかってくることなど、しかし誰が想像出来るでしょうか。
詳細はプライベートなことなので割愛しますが、簡単に言うと、祖父は自分の財産のほとんどを死後NGOなどの慈善団体への寄付とすることを望んでいたのです。一番の問題は、祖父が公的な遺言書を残していなかったことでした。
そのことで、おそらく遺産を期待していたであろう私の父を含めた親戚は、かなりの期間揉めることとなりました。
まだ私の遺言が効力を発揮するのはずいぶんと先の話になるはずですが、こうした争いを間近で見ていて思ったことは、自分に残したい遺言があるのであれば、元気なうちにしっかりと行政書士などに相談した上で、有効な遺言を作っておくことが大切なのだ、ということです。
参考になれば幸いです。
ここがポイント!

お声をいただきありがとうございます。このお声のケースのように、どこかの団体に寄付したいなどの思いを伝えるためには、ゆいごん書は必要です。弊所でも国境なき医師団への遺贈を希望されたお客様もいらっしゃいます。大切なことは、その方の思いを伝えること。「自分が生きている間に自分の亡くなった後のことを決めておく」それが遺言です。相続は正解のない答え合わせです。その答えは世界中であなたしか決めることは出来ません。ゆいごん書はあなたにも必要ですよ。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡