今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
60代のかつての上司の話です。施設での介護を終えて、遺産相続の中身までは聞いていませんが、三人兄弟で2分の1、4分の1、4分の1で分けたとのことでした。弟にあたる男兄弟二人はまだ定年前で仕事もあって、介護が必要になった際もお金なら出せる、ということでした。結局施設にお世話になりながら、一人姉だけはいろんな算段のうえに、衣類の洗濯なども週に二回は通って引き受けたそうです。そんなことまではしてくれない、とお金ではできない細かなことを最期まで引き受け、病院で亡くなった後も、皆が譲り合っていました。それぞれ自前の給料や年金だけでやっていけるし、必要ないから、ということでした。それでもわずかながらの遺産相続に3分の1均等では一番世話をかけた姉に申し訳ないということで、上記の数字に落ち着いたとのことでした。遺産相続ではいろいろもめるらしいけれど、家はみんなで譲り合って仲良く落ち着いたとも話しておられました。年をとっても仲の良い協力しあえる兄弟ぶりが伺われました。
ここがポイント!
お声をいただきありがとうございます。とても仲の良いご兄弟ですね。遺産相続トラブルになりそうな2次相続のケースですが、介護をされたお姉さんへの配慮などとても素晴らしいと思います。しかし、これだけ仲の良いご兄弟ならばお母さまの教育も良かったのではと思います。そのお母さまの声がゆいごん書という形になっていればもっと素敵な相続になったのではないでしょうか?残された家族への愛を形にするのがゆいごん書です。あなたも家族への愛を形にしてみませんか?
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡