今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
父親は長男という事もあり、親戚皆から可愛がられていたという事はずっと以前から知っていましたが、対照的にどの親戚も次男の事を言う時のニュアンスがあまりよくない感じなのがずっと気になっており、何度目かの質問をして返って来た話が遺産相続絡みという事でした。
私の祖父は兄弟が多かったようですが戦争などもあり、祖父の兄弟だけではなく、祖父の父も亡くなりました。
遺言書はなかったが口約束で私の父親に、と言っていたという事で、祖父の残った兄弟達も異論なく、成人するまで祖父が預かる形で円満に相続は済んでいたらしいのです。
それから数年経ち、祖父の兄弟も全員いなくなり、結婚していた父親の次男が、外に女性を作ってしまい離婚に発展。
その慰藉料が払えないからと、両親に泣きついてきました。
両親も蓄えがそれほどある訳でもなかったようですが、困っている息子をなんとかしてやりたいと、私の父親が相続する予定の遺産を渡したんだそうです。
周りの次男に対する態度は厳しく、盆・正月に私達家族で帰省をしても、会う事もありませんでした。
親戚から聞いた話なので、私の父親がそれを知った上で何もなかったように次男に今接しているのか、全く分かりませんが、祖父の葬式をきっかけに、やっと次男と周りとの関係が前進しているように思います。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。様々な意見はありますが、親族はやはり仲が良いのがいいはずです。相続は人生においても大きな出来事です。ですから、それを契機にもめてしまった、うまくいかなくなってしまったということは良く聞きます。このお声にも出てきますが、兄弟の中でも、長男と次男は扱いが違うというのは、現実的によくあります。しかし、法律上は長男も次男も同じなのです。現実的な問題と法律とが少しかい離している状態が今あるのです。だから相続トラブルは多く起きているのかもしれません。その相続トラブルを防ぐにはゆいごん書が一番です。あなたが相続トラブルに巻き込まれないためにも、ゆいごん書を書いてもらいましょう。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡