今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
友人の父には兄弟がたくさんいましたがほぼみな絶縁状態になっていました。
家は友人の祖父のものであり、東北の旧家で家屋敷などの遺産はかなりのものでした。
祖父がなくなりその葬式の時になると、ずっと家によりついていなかった友人の父の兄弟たちがやってきたそうです。病気の祖父の面倒を見ていたのは友人の母で、遺産はみんな友人の父に残されていました。それを不服に思った兄弟たちが文句を言いに来たのです。葬式の席だというのに修羅場となりました。
大の大人が遺産のことで殴りあい血が飛ぶ様をまだ子どもの友人は見ていたそうです。友人の父の兄弟は言い争ってケンカにも負けた結果「こんな家屋敷くらい建ててやる」と捨て台詞を吐いて帰っていったそうです。
友人は子ども心に「それなら葬式に来るなよ」と思ったと言っていました。
友人には兄弟がいません。
遺産で揉めるのを危惧した祖母が、友人の母に二人目の子どもを中絶させたそうです。祖母は自分が亡くなった後、そのことを謝ってほしいと友人の母に頼んでいたらしいです。遺産があっても何もいいことはないと、聞いていて悲しくなる話でした。
ここがポイント!

お声を頂きありがとうございます。確かに相続でもめるのは悲しいですね。しかし相続は遺産があるからもめるのではありません。相続対策を行っていないからもめるのです。その相続対策の基本はゆいごん書です。そしてゆいごん書はただ書くだけではいけません。なぜそうした分配にしたのかなど、理由を書かなくてはいけません。だまってモノを渡す人はいるでしょうか?渡すときの言葉が必要です。あなたが相続トラブルに巻き込まれないためにも、意味のあるゆいごん書を書いてもらいましょう。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡