今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
友人が占いの仕事をしていて、ある相談者の身の上に起こった話をしてくれた。
相談者は銀座のNo.1ホステスで、十数年来の愛人関係を結んでいた大企業の社長が急死したのだ。
生前、何かというと海外旅行に一緒に行ったり、ブランドのバッグを買ってもらったり、高級料理店での会食を度々するなど、彼女は結構いい待遇を受けていた。
この社長は奥さんとの離婚は出来ないが、もしも自分が亡くなった時は必ず遺産を分けてあげると彼女に話をしていたそうだ。
ところが、本人はすぐに死ぬなどと思っていなかったのか、財産分与等の正式な文書など何も残していなかったらしい。
困った彼女は、社長の長男に3度も掛け合ったが、当然ながら何も進展がなく、結局何も分けてもらえなかったという。
この十数年の間に、美人の彼女は何人かの男性に結婚を申し込まれていたのだが、その都度その社長に結婚を邪魔されてきた。今はもう50才をすぎているし、一線も退いている。口約束の遺産など、当てにしてはならない。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。言った言わないの話でもめているのは、実によくある話です。ですから大事なことは書面に残しておくことが大切です。ゆいごん書を遺してもらうことは財産目当てなどでいやらしいイメージかもしれません。しかし、亡くなったあとではどうしようもないのが相続です。あなたが困らないためにも、ゆいごん書を書いてもらいましょう。それは決して悪いことではありません。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡