今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。

友人のお父さんが亡くなりました。まだ定年前という若い年齢だったので、遺言などはありませんでした。
彼女にはお兄さんが居たのですが、お父さんが亡くなったことで、とんでもないことが分かりました。なんと、ご両親にも妹である友人にも黙って、結婚していたのだそうです。
以前、ご両親に紹介したときに、お母さんに猛反対されて結婚を許されなかったことが理由だそうですが、お母さんは夫に先立たれたうえ、息子に裏切られたということがショックで、絶対に息子には遺産を渡さないと怒り心頭です。
いつもニコニコと明るいお母さんだったのですが、懸命にフォローする友人の方が参ってしまうほど、ヒステリックになっているといいます。お父さんが資産家だったこともあり、兄嫁さんは、決して遺産放棄をさせないと頑張っているそうで、ますます事態が悪化しています。
友人は、遺産放棄をして自分の分をお母さんが相続することで解決しないかと考えているようですが、それではお母さんは納得できないようで、八方ふさがりのようです。
あまり好ましいことではありませんが、弁護士を入れることを考えた方が良い気がします。

ここがポイント！

お声を頂きありがとうございます。人はいつか亡くなります。またそれはいつかは誰も知りません。ゆいごん書は保険です。もしもの時のために、準備をする、用意をしておくことは非常に大切です。あとでいいやではダメなのです。このお声のような例もあります。ご家族を持ったら、役割ができたら、ゆいごん書を書きましょう。又は書いてもらいましょう。あなたとあなたの大切な家族を守るために。

宮崎県行政書士会宮崎支部

かねこ行政書士事務所

金子　聡