今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
人が亡くなることは、家族にとってとても悲しいことです。
残された者にしてみれば、突然大切な人がいなくなったことへの動揺や、
今後どのように生活していけばよいのかなど、悲しみの他にも迷いや不安が
心の中を占めてしまいます。
実際に親族が亡くなったときの話です。
急な不幸な知らせで、離ればなれに暮らしていた家族が集まり、今後のことについて話し合うことになりました。
一番のテーマは故人を偲ぶために行う葬儀についてでしたが、その他にも「遺言」や「相続」といった現実的なことへも話が及びました。
まず故人は遺言を残していたかどうか。これは急に亡くなったため恐らくないのではということになりました。
次に私たち家族が相続することになるかもしれない故人の財産がどこにあるのかです。
分かりやすい土地や建物ならいいのですが、現金や預貯金などは中々故人でないと
保管してある場所がわからないものです。
幸い、銀行預金の通帳が見つかったので良かったのですが、見つからなかったらと思うと普段からの家族同士の意識を共有することが大事なことなのだと実感しています。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。確かにどこに何があるのか分からないというのはよく聞く話です。最近ではデジタル遺品も問題にあがっています。パソコンやSNSなどパスワードが分からず開くことができないことも多々あるとか。僕自身、自分のパスワードさえままならない時がありますからうなずけます。もしもの時に備えて準備しておく。これは決して後ろ向きなことではありません。今日をきちんと責任を持って生きていくために準備をするのです。ゆいごん書も同じです。ゆいごん書を書いたからと言ってなくなるわけではありません。もしかしたらを考えて準備することが、日々を大切に生きることにつながるのではと思います。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡