今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
2年前の事です。
父のお兄さん、つまり自分のおじさんが無くなった時のことでした。
いつも自分達家族に迷惑ばかりかけていたおじさんがなくなったと連絡が入ってきて、急遽御通夜と葬儀を済ませ、自分達家族は安心していました。
人が亡くなるという事は、本当にその後にやるべき事が沢山あり大変です。
それも当時者なら尚更の事。
家では49日の法要の事とか初盆のこととか良く話題に上がっていました。
そんな時、おじさんのお嫁さん、おばさんから電話がかかってきました。
相続の話でした。
相続って言っても金持ちの家でもないのに、何を相続するのかって父が話していました。
するとどうも、おじさんが生前金融会社からお金を借りていたようで、借金問題の相続の件でした。
借金って相続するものなのですね、初めて知りました。
300万の借金をどうするか、相続するのかしないのかという事になり、当事者の家族は全員が遺産放棄するという事でした。
家族が遺産放棄すると、次の相続権利が父に回ってくると言われ、慌てて父も遺産放棄の手続きを行いました。
家族が払わないものを何故父が払わなければならないのか、何を考えているのか分かりません。
とにかくマイナスの遺産を残して亡くなってしまったおじさんには、最後の最後まで迷惑をかけられました。
相続・遺言体験談