今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の友人の家へ行く道中、道が2又に分かれている場所があり片方は、橋を渡り山道を奥へ奥へと進んでいく道でもう片方の道は、友人の家の方へと続く道でした。ちょうど分岐の道のすぐ傍に私が中学生になる前までは、一件の食堂がありました。その店は、川の近くにある事もあり、夏には川に遊びに来た人が訪れたり、地元の人の憩いの場のようにもなっていました。そのお店は、A夫さんとB子さんが経営をしておりました。私が小学生の高学年に上がった頃には、店が開いていない事の方が多くなっていました。暫く経ってから友人の親御さん経由でA夫さんが亡くなられたと聞きました。お二人は何時も一緒にお店をきりもりしておりご夫婦なんだろうと思っておりましたが、籍は入れておらず遺言等も残されていなかった為、お店の権利はA夫さんの物だったので御兄弟の方が相続される形となったそうです。お店の中に置かれていたものなどは処分されてしまったそうですが今でもお店は取り壊されず建物のみ残っており見かけると時折悲しい気持ちになります。
相続・遺言体験談