今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
テレビなどで相続争いが起こり、家族や親戚がバラバラになっていくシーン等を見かけたことがありましたが、まさか、それが自分の身に現実に起こるとは思いませんでした。
父がなくなり、母と子供たちで相続について、話が始まりました。
通常であれば法定どおりに手続きを行い、遺産を分割して終了するものだと思っていました。
しかし、父と同居していた長男が遺産の全部を自分に譲るように要求してきたのです。
さらに、長男の意見に母も同調し始めたのです。
当然、次男の私と三男の弟からすれば、何を言っているのだ。
という感じですし、物凄い憤りを感じました。
確かに、一緒に生活をして、一番面倒を見ていたのは長男かもしれない。
しかし、父が体調を崩して病院に連れていったり、旅行に連れていったり、私や弟も父の面倒を見てきました。
それ故、長男の要求には応じることはできず、相続放棄には猛反対しました。
しかしながら、長男も譲らず、最終的には裁判にまで至りました。
もともとは同じ家族なのに、裁判までして争うなんて思ってもいませんでした。
最終的には、法定どおりに遺産を分割することになりましたが、それ以来、長男とも母とも音信不通になってしまい、父だけでなく、母も兄も失ってしまう結果になりました。
相続・遺言体験談