今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の父方の祖父と祖母は私が学生の時に亡くなりました。
祖母は中学1年の時に亡くなって、56歳という若さでした。
保険の受取りは主人である祖父が受け取り、祖父以外は相続するものが何もありませんでした。
まだ中学生だったので、何も分からないまま通夜、葬式と過ぎていきました。
祖父は私が短大生の時に亡くなりました。
2人とも癌でしたが、祖父は発見が末期だったにもかかわらず、闘病生活は長かったです。
病院にお見舞いに行ったり、一時退院の時は家族で世話をしたり、みんなで協力しました。
そんな祖父もそろそろ・・・となった時、何故か私の母が銀行に行って、
祖父の貯金を全額下ろしてきてほしい。と言ってきました。
不思議に思いながら、40万ほどの少ない貯金を引き出しました。
3日後、祖父は亡くなり、通夜、葬式をバタバタしていました。
そして見つかるのです。
祖父の多額の借金が。
総額9桁。
親戚の保証人になっていて、その人が自己破産したために被ったものでした。
相続放棄をしたため、残ったのは、祖父が亡くなるまえに引き出した40万だけでした。
私が結婚するとき、当時のことを聞いてみました。
「嫌な予感がしたから」らしいいです。
本当にタイミングが良かったんだなと思いました。
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