今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
私の中で遺言書のイメージは財産分与であったり遺産の話とは結びつきが薄いです。
一昨年、祖母が肺がんで亡くなり家族への遺言書を主治医の方より頂きました。
今まで遺言や遺産相続の話はテレビの中だけの物で何処か現実感の無いものだった私や私よりも年下の家族へ一通一通手書きでのメッセージでした。
勿論、家や遺産の分配のことも書かれていましたがそれ以外にも小学校高学年になったばかりの孫や遺産には直接関わらないであろう私にも便箋いっぱいに心配や気遣いを手書きで綴ってくれており、こみ上げる涙が止まりませんでした。
財産分与や相続のことで、どこかギスギスしていた家族たちも涙を見せ俯き自然とそんな話はしなくなっていました。
勿論、その後の財産分与等でバタバタとした日々が続きましたが私たち家族の中でその祖母の最期の手紙は宝物になっていました。
私の中でテレビやドラマの影響でマイナスのイメージが強かった遺言書でしたが祖母の遺言のお陰で素敵な最期のメッセージとなりました。
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