今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
最近、ご近所で聞いた話です。
ご主人が急に亡くなって高齢の奥さんが途方に暮れているというので民生委員さんが訪問してみたら、奥さんも相当に健康状態が悪く認知症も進んでいたとのこと。
ご主人のお葬式は何とか済ませたらしいのですが、ご主人の年金停止の手続きや家・貯金など財産の整理等、手続き関係が全く進んでいなかったようです。
ご主人が亡くなって数ヶ月経っていたのに、認知症のある奥さんは何をどうしてよいかわからず誰かに相談することもできなかったのですね。
しかも、奥さんの健康状態が悪化して入院しなければならないが、退院後も一人暮らしは無理な様子だといいます。
しかし、このご夫婦にはお子さんはおらず、高齢なのでご兄弟など近いお身内もおられません。
奥さんの認知症が進んでいるので、結局弁護士さんに相談して後見人をつけてもらって後の手続きを進めながら、奥さんの病気が落ち着けば施設に入所されるそうです。
元気なうちに、財産整理については考えていたほうが良いようですね。
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