今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
「終活」という言葉を時々見かけます、人生の終わりにするべき活動、の略語だそうで、人が人生の終わりを迎えるにあたって、しておかなければいけないことを指す言葉なのだそうです。では、なにをするのか、というと、自分のお墓や葬儀などの準備をすること、それから、自分の死後、財産の相続が円滑に行われるように、遺言状を残すなどして意思表示をすること、などのようです。これらについてのハウツー本も数多く出版されており、また、「終活」をサポートするNPOも増えているようです。たしかに、お葬式も人生の節目の一つ、と考えると、自分の意にそわない形では行ってほしくないという言葉を、時々目にします。これは「人生の終わりのための活動」の略語しくないですし、相続が原因で残された家族が憎しみ合うようになるのは、避けるべき事態です。とはいえ、遺言にしても、遺言状を書きさえすれば良い、というものではないらしので、一度専門家に相談して、きちんと書式と内容を整え、あとは年に一回、自分の誕生日などに、内容を確認し、実状に即してアップデートすることが必要です。
ここがポイント!
お声を頂きありがとうございます。確かに投稿者の方がおっしゃる通りです。「終活」は終わりのための活動ではなく、これからどう生きていくかの活動なのだと思います。ですから、投稿者の方がおっしゃるように、定期的に見直してアップデートすることが必要です。ゆいごん書を書くことは、自分の人生を見つめ直すことにつながります。実務で思うのですが、ゆいごん書を書かれた方はみなさんいい顔をされます。とてもスッキリして不安がなくなった!これからをどう生きていくのかを考えるようになった!ゆいごん書は、実はとても前向きなものなのです。
宮崎県行政書士会宮崎支部
かねこ行政書士事務所
金子 聡