今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
亡くなられる人にとってどんなに世話になった人でも、
遺言とういう形が無い限りは、世話をしてくれた人への、相続は血族の範囲以内です。
私の、母は8年間祖父の介護をしていましたが、
父の弟達は一度も、様子を見る事もなく、手伝う事もなくいたにもかかわらず、
相続での裁判では、「自分の父親だから当たり前のように、介護は手伝ったし、頻繁に様子を見に来ていた」
と証言していました。
母に、すべてを押しつけて、その夫である父が急逝した後、
「何でも相談に乗るよ」といいつつ、父の相続が祖父からの生前贈与だといい、
自分達の取り分の増額を要求しました。
母は、祖母も祖父も、そして父もお世話をしてきましたが、
そういった事はどんなに近所の色んな方が、裁判で証言してくださっても
法律で決められていた分としての形に歯科落ち着きません。
叔父達は、祖父からの相続が曖昧だった事をいいことに
すでに、それ以前に相続されていた分は隠して
自分達の主張を通しました。
それまで、一度もあった事もない、亡くなってしまっている叔父の子供達であるイトコまでも
裁判の証言に出て来ました。
兄が準備した弁護士は経験も浅く、
法曹界は、経験と年数が物を言う世界だと改めて思いました。
叔父側の弁護士は、叔父が勤めていた会社の弁護士で、
兄側の弁護士よりもはるかに経験豊かな人だった事もあります。
兄の弁護士は、できるだけ波風が立たないように、
条件を出すだけで、
裁判も不必要に長引いていました。
その間の、顧問費用もはっきり言って支払ったほどの仕事は、
していなかったとしか言えません。
弁護士さんをたてても、
テレビのドラマのように、自分から調べるなんていう事は
弁護士はしません。
相談しても、自分で資料は揃えてください。
そんな答えが、ほとんどでした。
面倒なことになる事は、できるだけ避けて
簡単に報酬が上がるように立ちまわっていたようにしか
いまは、感じられません。
相続すべき物がある場合、
相続させたい人がいる時は、
面倒でも、遺言を作る事は大切な事だと感じました。
そうでないと、全然知らない親戚に、多くの物を持っていかれてしまうことだってあると感じました。
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