今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
一人身だった祖父が亡くなり家屋や土地の相続をした時の話です。それまで大きな病気をする事もなかった祖父の突然の死はまさに青天の霹靂でした。親戚一同で話し合いを始めるものの、やはり利益の大きなものにはそれまでほとんど祖父と面識の無い方でも要求してきました。本当は一番祖父の近くで暮らしていた方が相続するにふさわしいとは思うのですがあまり大きな声が話せない内容の為、なんとも遠回りな話し合いの場が幾度となく開かれました。その時に感じたのが遺言状の大切さでした。それは遺産相続に関する不毛な争うを起こさない為でもあり旅立つ人のけじめでもあると思います。生まれた順番などではなくて祖父が個人的に相続させたいと思う気持ちこそ相続する側もされる側も平穏に済ませられるのではないでしょうか。結局、その時の相続では遺言状が無かった為に人間の嫌な部分を親戚同士で突き合わせるような形になりその時の傷はいまだに修復できていません。
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