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声 故人の意見は尊重されるのか

今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。

 

昔の話ですが、私の祖母は生前繰り返し「戒名は要らない。私が死んでも戒名は付けないで欲しい。」と言っていました。
生前の祖母はリウマチを患っており、手足が不自由だったので、その事が文書化(いわゆる遺言状)されていたかどうかは分かりません。
しかし、孫の私が何度も聞いていた事があるので、配偶者である祖父や子供達が知らなかったとは思えません。
けれども祖母が無くなると、祖父が「あの世に行って名前(戒名)が無いと困るだろう。」という事で戒名を付けてしまいました。
私は「本人が繰り返しお願いしていたことを守らなくて良いのだろうか?」と疑問を当時持ったものでした。
最近、いわゆる”終活”が一種のブームになっており、自分の死んだ後どうして欲しいという事をまとめたエンディングノートを書く人が
増えていると聞きます。しかし、せっかく書いてもそれが守られない事が多いという話を聞きました。
結局本人が望んでも、亡くなってしまうと主体が見送る側に移ってしまうからこういう事が起きるのでしょうか。
私は、もし自分の死後に望む事があり、それを伝えてあったならば、それは最後の願いだとして叶えて欲しいと思います。

相続・遺言体験談 多数公開中。

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