今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
こんにちは。私は48歳になる主婦です。
私は、結婚して22年になります。
私の父は今から10年ほど前になくなりました。
父の闘病はすさまじいものがありました。
50歳と68歳で2度もガンになりました。
50歳の時に、もうダメだと私は思っていました。
その時に、私は父は私の花嫁姿を見ることができないのなかと
感じました。
でも、運よく50歳のときのガンは68歳まで再発することなく
父はパートナーにも恵まれ幸せな時間を過ごすことができました。
私に子供が生まれ、孫を持つことの喜びも味わえたようです。
そんな父が、息子が小学校に入って間もなく、ガンであるということを
聞きましたが。
あまり、落ち込みませんでした。
3年の入退院生活の間に私はなるべく父に顔を出すようにしました。
父は私が行くとにこっと嬉しそうな顔をするのです。
もう、自宅に帰って療養したほうがいいと言われ、40キロになった
父を兄がおんぶして、タクシーで自宅に帰りました。
父は、そのときしゃべれない状態でした。
父は、眠るように亡くなりました。
亡くなって、3日ほど経ってからのことです。
メモに私あてに言葉がかいてありました。ありがとう、
その言葉だけでした。でも、それも遺言だと思います。
ありがとう、幸せでいてくれと言われたような気がします。
相続・遺言体験談 多数公開中。