今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
相続は準備が肝心です。
今は巷ではエンディングノートなどが流行っていたり、生前から自ら遺影の準備を済ませている方も多いです。
私は数年前に父を無くしたのですが、遺影に用いる写真探してに苦労した経験があります。
また、苦労と言えば、お葬式の費用の準備です。
一般的に言っても数百万円はかかります。
この代金は故人の残した資産から捻出することができません。
相続が済むまでは故人の資産は一切凍結されて引き出すことができないからです。
残された家族が個人的に十分な資産を有しているならまだしも、そうでない時は大変です。
そういったことに備えるために、一般的には生命保険が考えられます。
私の父も生命保険に入っていてくれたおかげで、父亡き後の生活も何とかなりました。
ただし、生命保険の場合は、保険金が下りるまでに多少の時間と労力がかかります。
場合によっては半年くらいかかるケースもあるようです。
そこで最近利用が多いのが、家族信託という金融商品です。
これは生前に相続人を決められるもので、自分が生きている間は自由に使えて、
死後は指定した相続人に残してやれるというものです。
これなら他の相続人の同意を必要とせず、非常にスムーズに引き出すことが可能です。
また遺言の代わりにもなるでしょう。
私もゆくゆくはこうした形で家族に残してやりたいと思っています。
相続・遺言体験談 多数公開中。