今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
父の知人の家族におこった出来事です。
数年前、父の知り合いの会社社長が亡くなりました。数日前まで元気に過ごされていたのに、高齢だったこともあり、あっという間の出来事でした。
父は亡くなった社長さんの長年の友人で、ご家族とも懇意にしていました。
生前とっても仲のよい家族だったにも関わらず、遺産相続をめぐり、大変な争いに発展してしまったそうです。
突然の出来事で、はっきりした遺言がなかったのかもしれませんね。
家族構成は、奥様と三人の息子さんでした。
奥様は息子さんたちのお母様が亡くなった後に、再婚された方でした。
長年社長の右腕として働いていたキャリアウーマンでしたが、結婚された後は息子さんたちともうまくいっていて、よき社長夫人だったそうです。
遺産をめぐり、対立をしたのは、血のつながった息子さん三人のほうでした。
動産、不動産すべての資産をめぐり、文字通り骨肉の争いであったそうです。
奥様と特に親しかった私の両親は、社長亡き後、老人ホームに入った奥様を心配して訪ねていきました。
社長の生前はあれほど仲がよかった息子たちの争いについて、奥様はただただ涙されていたそうです。
お金があっても必ずしも幸せとは限らない・・・。
話を聞いてそう深く実感しました。
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